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日本で走る車は、新車はもちろんですが、中古車でも非常に状態が良いと言われています。その評価を支えているのが、「車検」です。たとえば車社会のアメリカでさえ、”State Inspection” と呼ばれる車検に相当するもので検査する対象は、州の規定にもよりますが、「エンジンはちゃんとかかるか」「オイルは漏れていないか」「ハンドルを回せば車輪は動くか」「ヘッドライト・テールランプ・ウインカーはちゃんと点くか」くらいのごくごく基本的な部分だけ。
アメリカで車検にひっかかる車とは、相当ひどい状態であると言えます。でも、日本ではエンジンの状態から足回りまで、細かく検査して万全の備えをしますね。その分高額ですが、「安心して乗れる」という利点には代えられません。
その車検のために必要なのが、国に払う「検査手数料」で、検査手数料は現金ではなく「印紙」で納めます。車検に必要な書類で印紙を貼る必要があるのは、「自動車検査票」と「重量税納付書」になります。そこで印紙の話をすると、現在では2種類の印紙が使われています。「自動車検査登録印紙」と「自動車検査証紙」です。
従来は自動車検査登録印紙だけでよかったのですが、平成20年から、国に納める自動車検査登録印紙と、「自動車検査独立行政法人」に検査手数料として納める自動車審査証紙の2種類が必要になったのです。結果として、合計額で乗り続けている車の「継続検査」で300円、新車などの「新規検査」で600円の値上げになってしまいました。
継続検査―自動車検査証の有効期限が満了した後も引き続きその自動車を使用するときに受ける検査で、いわゆる「車検」とはこれを指します。
・保安基準適合証の提出がある自動車:1,100円(印紙1,100円)
・小型自動車:1,700円(印紙400円、証紙1,300円)
・小型自動車以外の自動車:1,800円(印紙400円、証紙1,400円)
新規検査―新たに自動車を使用しようとするときに受ける検査のことです。通常ディーラーで購入する場合にはディーラーが行ってくれるので、一般ユーザーが受けることはほとんどありません。
・完成検査終了証の提出がある自動車:1,100円(印紙1,100円)
・中古車で保安基準適合証の提出がある自動車:1,100円(印紙1,100円)
・小型自動車:2,000円(印紙400円、証紙1,600円)
・小型自動車以外の自動車:2,100円(印紙400円、証紙1,700円)
「自動車検査登録印紙」と「自動車検査証紙」について、ご理解いただけましたでしょうか? これは国などに納めるものですから、金額は固定されています。しかし、そこを少しでも節約したい、とお考えの場合は、印紙そのものを金券ショップで安く購入するのが適切と言えるでしょう。金券ショップ チケットレンジャーでは、この自動車検査登録印紙も取り扱っておりますので、ぜひ節約にご活用ください!
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