【コラム】金券ショップ店員が切手買取の際にまとめた用語集(切手の基本編)


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「コレクションを整理したい!遺品として大量の切手が出てきたから整理したい!どうしようか…調べてみると古い切手でも買取りしてくれる金券ショップがあるから買い取ってもらおう!」と考える方は多くいらっしゃると思います。
しかし、いざ詳しく調べてみると「これは何の種類?何切手?」と疑問に思われる単語や種類がたくさんあり「思っていた価格より低くてガッカリ」なんてことがないように、ここでしっかりと切手用語を理解しておきましょう。

photo : Chris

普通切手・記念切手

買取り価格に大きく違いが現れるのはまず、切手の種類が普通切手か記念切手かです。

普通切手とは、現在郵便局で販売している切手100枚で1シートになっている切手です。
日本郵便のホームページでも案内がありますので、この気に一度確認してみることをおすすめします。

日本郵便のホームページの「普通切手一覧」のページに記載されていないものは、全て記念切手と認識していいです。
いろんなキャラクターやデザインのグリーティング切手、ふるさと切手なども残念ながら記念切手になってしまいます。

大雑把に言ってしまうと、切手100枚で1シートになっているものでなければ記念切手であることです。
ただし、100枚で1シートでも記念切手の可能性はあるので、日本郵便のホームページで確認するのが確実です。

シート・バラ

次に高価買取りするにあたって違いが現れるのは、シートなのかバラになっているのかです。
多くの金券ショップではシートの切手の方が高価買取りをしています。

シートとは、切手が複数枚印刷されていて周囲が余白(耳紙”みみがみ”)で囲まれている形をさします。
数枚から数百枚で構成されているものがあるほか、収集家などを対象にした小型シートという切手も存在しています。
金券ショップによってはシート構成枚数が指定されており「シートの状態でもバラ扱い」という設定のシートもあります。
また、構成枚数によっては買取り価格が変わってしまう可能性がありますので、金券ショップで確認してみましょう。

バラの定義は、上記のシートの定義に外れたものということになります。
わかりやすいのは切り離された切手が1枚だけの状態ですが、シート構成の切手を1枚切離したものもバラとみなされることがあります。
大雑把に言ってしまうと、周囲が余白(耳紙”みみがみ”)で囲まれていないものはバラと考えていた方がいいです。

【基本編】ですので、切手を金券ショップに買取ってもらう際に特に重要な部分を簡単に案内しました。
まずは、普通切手か記念切手か、シートかバラか、次は切手の額面毎に分けてみてください。
切手の枚数がたくさんあると仕分けが大変かもしれませんが、綺麗に仕分けができていると高価買取りにも繋がりますし、いろんな切手があるので案外楽しいかも知れません。