【コラム】世界で愛されるマリメッコの60年の軌跡を辿る旅―「マリメッコ展」


marimekko

昨年12月17日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「マリメッコ展」が注目を集めています。
今回はこの展示会の見どころだけでなく、鑑賞する際に役立つ事前情報などをお伝えできればと思います。

あのマリメッコの全容を知る―200点以上の作品と資料を網羅する展覧会

マリメッコの代表的デザイン「ウニッコ」 Photo: https://www.look-inc.jp/

マリメッコの代表的デザイン「ウニッコ」 Photo: https://www.look-inc.jp/

マリメッコは、女性ならきっと名前を聞いたことのある世界的に有名なファッションブランドですね。

1951年のフィンランドでのマリメッコ創業当時は、その斬新でカラフルなデザインに世間が驚きました。
翌年には直営店を出店。そして早くも1956年には国外への進出が始まり、国際的に知られていきます。

現在ではマリメッコは世界各地に133の直営店を持ち、約40の国で販売されています。日本国内だけでも29の店舗があります。

今回の「マリメッコ展」では、創業から現在までの、この輝かしいマリメッコの60年の歴史を辿り、世界観を作品・資料200点以上で味わえる催しになっています。

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アルミ&ヴィリオ・ラティア夫妻率いる新進気鋭デザイナー集団「マリメッコ」の誕生と急成長

映画「ファブリックの女王」でも描かれていたように、マリメッコの創業者として「アルミ・ラティア」の名前がよく挙がってきますが、アルミの夫の「ヴィリオ」の存在も小さくありません。
というのも、もともとアルミは、ヴィリオが買収していたオイルクロスとプリントファブリックの会社「Printex」の新入社員でした。

アルミ・ラティア Photo: http://www.marimekko.jp/

アルミ・ラティア Photo: http://www.marimekko.jp/

アルミは、その会社の製品用に友人のデザイナー、マイヤ・イソラを依頼したところ、上がってきたデザインが極めてカラフルで斬新なものであったことから、このデザインを活用しようとアルミとヴィリオがヘルシンキで新たに設立した会社が、マリメッコだったのです。

アルミは学生時代テキスタイルデザインを学んだ後、広告代理店で経験を積んでいました。
その才覚が新規事業であったマリメッコの巧みな広告戦略に結びつき、イソラを代表するアルミのもとに集まった優れたデザイナーたちのデザインは、アルミ率いるマリメッコとともに時代の波に乗っていったのです。

そうして60年代には世界的なブランドへと成長していきました。

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創業以来の急成長、そしてアルミの死、マリメッコの試練のとき

急成長を遂げたマリメッコですが、特に印象付けたのが、ジョン・F・ケネディ候補夫人のジャクリーン・ケネディがマリメッコのドレスを愛用していたことが報道された時でした。

ジャクリーン・ケネディも愛用したことで有名に Photo: http://ameblo.jp/

ジャクリーン・ケネディも愛用したことで有名に Photo: http://ameblo.jp/

これでアメリカでの認知度も急上昇し、1970年代には、ファブリック工場の設備の近代化や、ライセンス生産の拡大などで成長を続けました。

そんな時、創業者のアルミが死去し、マリメッコは1985年にフィンランドの企業、アメル・グループに買収されるなどして、一時低迷の時期を迎えました。
しかしその後、1991年に今度はワーキデアという企業に買収され、そこから再建を果たしたのです。2002年にはヘルシンキ証券取引所に株式上場を果たしました。

そして冒頭に述べたとおり、現在では世界中に店舗を持つようになり、日本のみならず世界中で愛されるブランドになっています。

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「ファブリックの女王」で描かれる、赤裸々なアルミの人生とマリメッコの軌跡

最後に、前述したアルミ・ラティアの人生を描いた映画「ファブリックの女王」の解説文から、マリメッコの魅力を探ってみましょう。

「ファブリックの女王」 Photo: http://q-fabric.com/

「ファブリックの女王」 Photo: http://q-fabric.com/

▼以下引用▼
戦後まもないフィンランド。
戦争で兄弟も工房も失ったアルミは、夫のヴィリヨが買収した業務用のオイルプリントを作る会社で働き出す。やがて、個人向けに綿のファブリックにプリントすることを思いつき、1951年、新たな会社を立ち上げる。
会社の名前は<マリメッコ>。
しかし、その船出は順風満帆とは言えなかった。そこで、ただファブリックを売るだけでなく、その使い方を示すドレスのファッションショーを企画。ヘルシンキで初めて行なわれたファッションショーは、全財産をかけた大博打だったが、大成功をおさめる。カラフルで斬新なデザインのファブリックと、女性をレースやコルセットから解放したドレスは、たちまち注目を集め、事業は軌道に乗り始めた。
アルミは才能あるデザイナーを集めて自由にデザインさせ、それぞれのファブリックには名前とデザイナーの名前を記すことにした。<マリメッコ>はアルミの全てであり、何でも言い合える従業員たちは“家族”だった。しかし“家族”の面倒を全て引き受け、出費を惜しまないアルミは、銀行団に非難され、幾度も倒産の危機に陥った。
一方、<マリメッコ>にのめり込むあまりに常識を外れていくアルミに、夫や子どもたちはついていけなくなっていた。理解されない、愛されない寂しさを、酒や他の男性で埋めようとするアルミ。<マリメッコ>は「知的な人々のユニフォーム」として世界に認められるようになり、職住が一体となった自然あふれる理想郷 “マリメッコ村(マリキュラ)”をつくるためにアルミは奔走するのだが・・・
舞台劇でアルミ・ラティアを演じる女優マリアの俯瞰的視点で、アルミの人生を浮き彫りにしていく。
▲以上▲

引用・参考:http://q-fabric.com/

いかがでしょう?
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