新幹線の自由席回数券を買いに行くと「普通でよろしいですか」と聞かれ「はい」と答えて指定席券を購入したことはありませんか?
そして、その指定席回数券を買取してもらおうとお店に持って行くと「指定席になるのでレートが下がります」なんて言われたことはありませんか?
買ったことがある人もない人も、知らないと損をする回数券の席の種類についてご紹介します。
photo : Luke Lai
新幹線や特急にはいくつ席の種類があると思いますか?
すでにみなさんもご存知だと思いますが、席の種類は自由席、指定席、グリーン席の3種類が主になります。
しかし最近は、グランクラスなんていうグリーン席よりもさらにハイクラスな席も登場しています。
ただし、グランクラスは今のところ回数券とは全く関係ありません。
回数券で用意されている席の種類はすでに紹介したとおり、自由席、指定席、グリーン席となりますが、すべての回数券の路線で3種類の席が設定されているわけではありません。
たとえば「東京⇔新大阪」は指定席とグリーン席しか設定がなく、自由席の回数券は存在しません。
逆に「東京⇔熱海」などは自由席の回数券(こだま専用グリーン回数券は除く)しか設定がありません。
回数券の席の種類を確認する上で紛らわしいのが指定席の回数券です。
指定席の場合、回数券の表面に「指定席」と印字されているとみなさん思われるでしょうが、そうではないから紛らわしいのです。
では、なんと印字されているかというと「普通」と印字されています。
これが原因で、冒頭で述べたような間違いが起こってしまうのです。
自由席とグリーン席の回数券はそのまま「自由席」と「グリーン席」と印字されているのに指定席だけ「普通」なんて、やっぱり変ですよね。
みなさんも回数券の購入時には必ず自由席、指定席、グリーン席をちゃんと理解して購入しましょう。
そして、回数券の路線によってはすべての席の種類が設定されているわけではないことを覚えておきましょう。