「夢二繚乱」千代田エリアの出版・印刷業の発展とともに歩んだ夢二の作品の軌跡

2018年5月19日（土）～ 7月1日（日）まで東京ステーションギャラリーにて「夢二繚乱」の展覧会が行われます。

東京都千代田区は出版・印刷業が盛んな街として発展を遂げてきました。第二次世界大戦後、大正ロマンを代表する画家である竹久夢二の作品を出版しブームを起こした拠点でもあります。

本展では、夢二ブームを巻き起こした歴史的な印刷物と出版物を展示し由緒ある千代田エリアの発展をご覧いただけます。

美しい東京駅内駅舎にある東京ステーションギャラリーにてお楽しみください。

金券ショップチケットレンジャーでは、「夢二繚乱」の格安チケットを販売しておりますので、ぜひご利用ください。

「夢二繚乱」のチケット購入

千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」
■会期 2018年5月19日（土）－ 7月1日（日）
■休館日 6月25日をのぞく月曜日
■閉館時間　10:00 － 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで

展覧会概要

本展覧会は4部構成となっており、出版物や印刷の技術とともに夢二の若き日の作品から、後の作風の変化までお楽しみいただけます。

<<四部構成>>

第1章夢二のはじまり
第2章可愛いもの、美しいもの
第3章目で見る音楽
第4章出帆

ここでは、本展に出品される代表作をご紹介したいと思います。これまで出版された自身の画集をはじめ、装幀本、楽譜集、子どものための絵本、絵葉書や千代紙、半襟のデザイン、そして肉筆画各時代の作風の変化を理解することで夢二の幅広い才能をご堪能いただけます。

photo : www.ejrcf.or.jp
画文集『揺籃』表紙　明治36（1903）年
千代田区教育委員会蔵

早稲田実業学校に在学中に制作した肉筆の画文集『揺籃（ようらん）』を初公開します。青春期の試作と20歳ならではの世に問う挑戦心が感じられます。（第1章展示作品）

夢二3
photo : www.ejrcf.or.jp
《港屋絵草紙店》大正3（1914）年　千代田区教育委員会蔵

千代紙、便箋や封筒、半襟などを販売するブランドショップ「港屋絵草紙店」。日本橋五福町に大正3年に開店しました。夢二は、読者を始め、女性から子供まで自身の作品を身近に販売する活動を行ってきました。(第2章展示作品)

夢二2
photo : www.ejrcf.or.jp
セノオ楽譜《ロリタ》原画　大正12（1923）年
千代田区教育委員会蔵

夢二は楽譜のデザインも多く手がけました。その中で代表されるのがセノオ楽譜。大正時代に描かれた日本や世界各国の音楽の背景などを伺えます。(第3章展示作品)

夢二4
photo : www.ejrcf.or.jp
出帆』原画　昭和2（1927）年　千代田区教育委員会蔵

昭和2（1927）年に都新聞で連載されていた『出帆（しゅっぱん）』。彼の半生が描かれた自伝小説であり、展示会では夢二の愛した女性や風景などを挿絵原画のすべてを初公開します。夢二の円熟期の作風が鑑賞することができます。(第4章展示作品)

千代田区の出版や印刷技術の歩みとともに、夢二の若かりし作風から、円熟期の作品まで幅広くお楽しみいただけます。歴史ある東京駅舎内にある東京ステーションギャラリーにてぜひ本展をお楽しみください。

東京ステーションギャラリー

「夢二繚乱」が開催される東京駅舎内にある東京ステーションギャラリー。その古風で美しいレンガ作りのギャラリーは、都会の雑踏から抜け出したような駅内とは思えない異空間が広がっています。本展をお楽しみいただくにはこれ以上ないギャラリーになっております。ぜひ東京ステーションギャラリーの空間演出もお楽しみください。

ph15
photo : wol.nikkeibp.co.jp