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刀剣博物館について

※引用：Wikipedia

刀剣博物館とは、東京都渋谷区代々木四丁目にある博物館で、公益財団法人日本美術刀剣保存協会により運営され、美術刀剣類の保存、展示を行っております。

刀剣博物館は、刀剣愛好家より寄贈された作品や、愛好家より保管と管理を依託されている刀剣・刀装・刀装具類を収蔵・公開を行っております。

刀剣博物館は、1948年2月24日、戦後の駐留軍による没収等で、壊滅状態にあった日本刀を保存継承するために、文部大臣の許可により財団法人日本美術刀剣保存協会が設立されたことがきっかけとなっております。
その当時財団法人日本美術刀剣保存協会の事務所は、東京国立博物館内に置かれておりました。

同年9月には、刀剣保存のため、刀剣等の認定制度を開始し、10年後の1958年には 刀剣等の重要指定制度を設けました。

さらに1978年5月25日には刀剣博物館が開館されるようになりました。

1982年8月、刀剣等の認定制度を廃止し、刀剣の鑑定制度に改め、さらなる刀剣の保管と管理に努めました。

この財団法人日本美術刀剣保存協会による日本刀の保存・普及の歴史は50数年となり、現在でもその50数年で培われた技術をもって、日本刀等の保存に努めております。

刀剣博物館は、常設展示を展開しており、常に刀剣類と刀装・刀装具を展示しております。　
「古刀新刀名作展」等として、平安時代から江戸時代にわたる著名刀工の名品を展示し、さらに特別展として「重要刀剣等新指定展」、「特別重要刀剣等新指定展」等を行っております。
その他、6月には「新作刀展覧会」、12月には「刀剣研磨・外装技術発表会入賞作品展」等日本刀に拘る伝統工芸の技を競うコンクール展等を行っており、さらなる伝統技術の継承向上に尽力しております。

また、刀剣博物館の付属施設として資料室が設置されております。
刀剣博物館の資料室では、室町時代の貴重書･木版で印刷された江戸期の古剣書･現代の刀剣書･刀剣専門雑誌等、古書･資料約1,500点を所蔵し、会員の閲覧に供し、研究の便をはかっております。

刀剣博物館の収蔵品

刀剣博物館が所蔵している列品は、刀剣・刀装・刀装具・甲冑・金工資料など約190点にもなり、刀剣類の中には国宝　太刀　銘　延吉、国宝　太刀　銘　国行（来）、国宝　太刀　銘　国行（当麻）、重要文化財　太刀　銘　信房作、重要美術品　太刀　銘　真景（古伯耆）など、国の指定認定物件も数多く、平安・鎌倉・南北朝期の古名作を中心に、様々な年代・流派の作品を収蔵しております。

刀剣博物館は、日本国内においても数少ない日本刀を専門とした博物館です。
そのため、コレクターの方々より寄贈された作品も多く、その他所蔵者より保管・管理を依託されている刀剣・刀装・刀装具類も多数ございます。