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竹久夢二美術館について

※引用：Wikipedia

竹久夢二美術館とは、東京都文京区弥生にある、竹久夢二作品を公開する私立美術館で、1990年11月3日に開館致しました。

竹久夢二美術館では、創設者である弁護士の鹿野琢見の夢二コレクションを展示公開しております。

竹久夢二美術館が建つ東京都の本郷は、竹久夢二が滞在していた菊富士ホテルがかつて存在しておりました。
また、竹久夢二の最愛の女性、笠井彦乃との逢瀬を重ねた場所でもございました。

竹久夢二美術館は、都内で夢二作品を鑑賞できる唯一の美術館において、古き良き時代を思わせる「夢二式美人画」から、モダンな表現を試みたデザイン作品まで、幅広く大正ロマンの世界を存分にお楽しみいただけます。

竹久夢二美術館の企画展は、年4回3ヶ月ごとに開かれます。
竹久夢二美術館では、夢二の生涯や芸術から様々なテーマを採り上げて、夢二を研究する美術館として内容を深く掘り下げ、希少な資料と併せて展示紹介をしており、常時約200～250点の夢二作品をご鑑賞頂けます。

竹久夢二美術館では、竹久夢二の日本画・油彩・書・原画・スケッチ・版画・デザイン・著作本・装幀本・雑誌、また書簡をはじめ遺品や資料など約3,300点を所蔵しております。

竹久夢二美術館は、弥生美術館と隣り合わせに建てられております。

開館時間は、10時から17時までとなっております。

休館日は、毎週月曜日となっておりますが、祝日の場合は翌火曜日が休館日となります。
また、展示替え期間中、年末年始も休館日となります。

竹久夢二美術館の入館料は、一般900円、大・高生800円、中・小生400円となります。
団体20名以上のご利用ですと、各100割引となります。
また、団体見学をご利用の場合は、学芸員による展示解説がございます。

竹久夢二美術館と弥生美術館は、同じ建物内にて見学ができ、上記料金で二館併せてご覧いただけます。

竹久夢二美術館、竹久夢二について

竹久夢二美術館が収蔵している作品を描いた竹久夢二氏は、岡山県邑久郡（現、瀬戸内市）に生まれました。

竹久夢二氏が16歳の時に上京し、早稲田実業学校在学中より雑誌へ投稿し、1905年末にデビューを果たしました。
以後コマ絵や挿絵を数多く発表、またセンチメンタルな画風の「夢二式美人画」を確立していき、大正ロマンを代表する画家となりました。

画壇に属さなかった竹久夢二氏は、日本の郷愁と西欧のモダ二ズムを自在に表現した作風で、日本画・水彩画・油彩画・木版画等の制作を行い、その作品の多くに日本画の技法で描かれております。
また、洋画の技法を用いた女性像や風景画も残されており、夢二氏自身は好んでさまざまな表現形式を用いました。

1914年には、「港屋絵草紙店」を開店させて生活の芸術化を図り、デザイン分野にも力を注ぎました。
また「宵待草」他、詩や童謡も数多く創作、詩画を融合させた芸術を開花させ『夢二画集　春の巻』等、57冊の著作本も残しており、芸術に対するあくなき探究心が見て取れます。

また、竹久夢二氏は恋多き男性でもあり、唯一結婚した岸他万喜の他に、笠井彦乃、佐々木カ子ヨ（ささきかねよ、愛称：お葉）との恋愛も知られております。