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大分県立美術館について

※引用：Wikipedia

大分県立美術館とは、大分県大分市寿町にある公立の美術館で、2015年4月24日に開館致しました。

大分県立美術館は、「五感のミュージアム」・「出会いのミュージアム」として、大分を中心としたユニークな活動を行っております。

大分県立美術館では、さまざまなビジョンを展開しており、様々な視点、感覚を通じて、訪れる人々の五感を刺激したり、大分と世界、古典と現代、美術と音楽など、様々な「出会い」をテーマにした企画展をとおして、新たな発見が出来るような美術館を目指しております。

また、大分県立美術館は、建物にもこだわりをみせております。
建物1階部分をガラス張りにすることで、外から中の様子を伺えるようにしており、さらに無料で利用できる2層吹抜のアトリウムを設け、その中にミュージアムショップとカフェを設置し、普段展覧会となじみが深くないという人でも気軽に立ち寄ることの出来るスペースが作られております。

大分県立美術館のシンボルマークは、アルファベット表記「OPAM」が利用されております。
「OPAM」は、「Oita Prefectural Art Museum」の頭文字O・P・A・Mを用いた「OPAM」(オーパム)という愛称として開発されました。

また、この「OPAM」を造形化したシンボルマークの「O」は太陽を彷彿させる円のフォルムに、「A」は天に延びるような長体にし、マークに動きを取り入れることで、大分県立美術館の特徴である可変性、拡張性、多様性の象徴化と視覚化を表現致しました。

大分県立美術館のコレクションについて

大分県には、江戸期以降、数多くの美術家を輩出した、豊かな「浪漫派的」文化風土がありました。

というのも、大分県では、江戸後期から明治・大正にかけて南画文人画が大流行し、「豊後南画」として、特色ある地方文化を形作ってきました。

その礎を築いた田能村竹田については、書画はもとより、史家であった竹田を偲ぶ資料も豊富に収蔵しております。
竹田に師事した高橋草坪や帆足杏雨らに加えて、大分の各藩で活躍した絵師や学者、ゆかりの浮世絵師らの作品や資料も紹介しております。

「豊後南画」の礎を築いた田能村竹田、伝統的な日本画にモダンな切れ味を与えた福田平八郎や髙山辰雄、幾何学と色彩交響の抽象スタイルを確立した宇治山哲平、大正から昭和にかけて彫刻界をリードした朝倉文夫、竹工芸を芸術の域に高めた生野祥雲齋。
いずれも、近代日本の美術を牽引した、真に偉大なる芸術家たちでした。

大分県立美術館は、芸術会館が37年間にわたって収集してきた約5,000点にのぼる作品や資料を引き継ぎ、至宝として保管しながら、コレクション展等を通じて紹介するとともに、その魅力を広く国内外に向けて発信しております。

また、大分県立美術館では、近代日本がのコレクションを収蔵、展示しております。
近代日本画のコレクションによって、明治以降の大分県の日本画の歩みを体系的にたどることができます。
やはり、大分出身の芸術家たちの作品がこちらでも数多く取り上げられております。